長女に赤ちゃんが生まれます
予定は2020.9/8と連絡がありました。

二女の双子の孫神様(2021.12月生まれ)の孫育は、
コロナ増殖中の為、安全が確保できるまで「出入り禁止」を仰せつかっています。

でも寂しいことばかりではなく、出入り禁止の期間中を楽しんでいます。
私達夫婦で出かけたり、長女母子が快適に過ごせる準備に時間を充てています。

そんな訳で、部屋の中を整理整頓していました。
どこかの箱の中から「七五三」用に購入した「さごし」が出てきました。

 

自分で初めて買った「子供のための着物一式」
お金のない若い二人には、出費だったけれど、
私は初めての子のためにどうしても買ってあげたかったし、
それを着せてお参りにも行きたかったのでした。

けれど、それは日の目を見ることなく、新品のまま今日に至っています。
ただ、この「さごし」だけは悲しい思い出もあります

それは・・・
夫が、不倫を見つかっても・見つかってもしらを切りとおしている時、
自分の命かけても不倫を止めさせたかった。

毎夜のケンカ。でも前進もしなければ悪化する一方を繰り返しているある日
「自分の命をもって訴えたかったし、不倫をやめてほしかった」
座った状態で首をつってみた。
たぶんそれは可能だと知っていたから。

「さごし」は子に、愛情を込めた形
そんな「いとおしい」思いを感じながら、大切にしてきたきれいな絹の布
私は夫の愛情を得たくて「死ぬのなら、この素敵なこれで」と思い詰め首を吊った。

首つりは、あまりに苦しくて最後までいけませんでしたが、あの時の夫の冷たい表情。
私の姿を見ているのに、なんの感情も持たない「目線・言葉」は忘れることはできません。

今朝夫に「さごし」を買ったいきさつを話してから、
それを使って首を吊ったんだよと話し
「妻を持ちながらほかの女性を好きになるって、本当に冷たくなるのね」と言った。

夫はなにも言わなかった
そのあと私は「私を大事にしてね」と言ったら「うん」と言っていた。

今朝のはいわゆる「フラッシュ・バック」
夫の気持ちは今はもう不倫をしないと思っているよう。

それは伝わっていても、不倫・自殺未遂の事実は消すことはできない

いつまでも、その過去に思いを巡らせても「しょうがない」とはいえ
こんな気持ちになった私は
自分に向かって
「あの時の辛かった思い出・惨めだった気持ち。思い出してしまったんだよね。悲しかったよね」と
抱きしめいたわりました。

でもいいんです・思い出してもいいんです

思い出しながら薄れていくのが、「過去のできごと」
これは自然な形なのだし、
なにより今の私は、幸せを感じながら暮らしている。
この安心感なくしてフラッシュ・バックはおさまりようがありません。

こんな悲しい思いを味わってきたからこそ、私なりのカウンセリングができるのだと思う。
なんともやり場のない・悲しい気持ちでいるクライアントさんと心を寄せ合うことができる。

もう、この件に「心を引きずられないようにしよう」
なにより、夫にとっても「忘れたい過去に、いきなり引きずられ・突きつけられて、辛いだろう。」
自分にとっても「暗い感情・底なし沼に沈んで行くような気持にケリつけたい」のだから