夫はとっても、優しい
人の困りごとには、特に敏感で「なにかやってあげたくなる」

でも、やってあげたくても「能力」も「金銭」も限度がある。
その限界を超えても・・・言い方を変えれば
自分が損してでも(動いてあげて・なお身銭まで切ってあげても)
自分のことを捨ててでも他人に滅私奉公しようとする

 

「俺がなんとかしてやらなくては」という情の深さである。

私もそういうところがあるから(似たもの夫婦だからね)
人に尽くしている時、自分のやらなくてはならないことがあっても「後回しするほど、サービスをしてしまう」

 

そして「ありがとう」「たすかったわ」なんて言われたら、ものすごく嬉しくなる。(一緒だ)
犬ならしっぽがどうにかなってしまうくらい尾っぽを振りたおしてる状態ね

 

で、今日のネタが舞い降りてきた
以前から夫に「相談にのってほしい」と連絡をとってくる人。

離婚・子供の不登校など問題を抱えた女性が、携帯や固定電話にかけてくる。
かなり長期にわたっている

 

最初はここまで、付きまとうとは思ってもみなかった
女性には自分のことで弁護士さんまでついているのから、こちらに相談する内容は「そちら」で解決がつくはずなのだ

 

ところが、女性弁護士さんは「ビジネスライフらしく」、思うような話ができないらしい(そんなことあり?と思うけどそんなこと結構あるんだよね)
頼んでいながら「なにがなんだか わからなくなった」状態らしい、くだんの女性はすごく不安になったのだと思う。

で、人の好さそうなしかもある程度話のわかる男性がいる。

これは占めたものだ!! ニヤリ

じゃないでしょ!!

 

私達夫婦は、平穏な夫婦生活をしていく権利も持ち合わせているわけなんだから。
「相談したい」内容は、彼女の不安のすべてになる(だろう)
例えば「家のひさしのがナントカで、雨漏りが・・・」

そんなこと相談してどうするんだ!
(と私は思うのだだが。夫は『それじゃ明日にでも見に行きます』と返事をしている)
はぁ!?
あなたの仕事は、その道の専門家ですか?
若しくはあなたは、それほどDIYお得意でしたっけ???

 

ま、そんなやりとりがありまして

 

今度は私の方から、くだんの人に電話しました
「あなたは あれが不安・これが不安」だといっぱい仰っているけれど

こちらはあなたからの「相談したい」ことで、私達は夫婦喧嘩にもなるし、非常に不愉快です・・・と。

 

最初は「夫が断ればいいのだから」「夫にまかすのが 筋」と考えていました。
夫の課題ですからね
でも一方では、私達夫婦の問題でもあると私は考えた。
ということで、私が女性に言い切ってもいいのだと理屈がたったのです。

情が深いのは、悪くはないが
もろいのは困りものだ

夫が一人で生活しているなら「あの人は しょうがおまへんな~」で済まされるが、
今のところ夫婦として所帯をもっているのだから「ショウガナクナル」
喧嘩をして生活していなんて全然思ってないのだし。

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アドラー心理学では
あまりに他人にへつらう人のことを「劣等感」にさいなまれている人と見ている。
だから、他人に尽くすことを最大の課題だと思い込んで、やらかしてしまうと言っている。(やらかすなんて言葉は使いませんがね)
症状としてはいつも「他人の目(ほめてほしい)欲求」に苦しめられている姿なのだという。

日常のこまごまの問題を1つ1つつぶしながら
自分をやたらいじめず・人にこき使われず、楽しみを見出していきたと思っているのよ。

ではまたね